始めに
Jettyとは、TomcatのようなServletコンテナを搭載したアプリケーションサーバのひとつです。オープンソースでフリーなあたりは、Tomcatと似ていますが次のような点でTomcatと違うようです。
# Tomcatよりも軽量で軽快(数100KBのJARファイル)
# HTTPサーバとしての機能が十分にある
通常、Tomcatを使うとなるとApacheなどのHTTPサーバと連携して動作させると思います。これはきちんと役割分担されていて悪い事ではないのですが、Apache+Tomcatでは少しオーバースペックである場合には面倒なことです。
Tomcat自身にもHTTPサーバとしての機能はありますが、これは本当に開発者用としての機能であり、サーバとしては向いていません。
JettyはHTTPサーバとしての機能を十分にもっているので、連携せずに簡単にWebアプリケーションサーバを立ち上げられるのが便利だと思います。
またパフォーマンスもTomcatと比較して良好だと思います。(特に起動時)
このノートは、私がホームサーバを構築するにあたって、ApacheではなくJettyを採用したので、そのときの設定について記述してあります。
インストールと起動
インストールは簡単です。ファイルをダウンロードして解凍するだけです。このあたりはTomcatとおんなじです。 Jettyは下記のサイトから取得しました。(別サーバに引越ししていてリンクが変わるかも) http://jet … 続きを読む インストールと起動
設定ファイル(config.xml)
Jettyを使う場合には、Jettyサーバの設定を記述したXMLファイルを指定します。このファイルを勝手にconfig xmlと呼ぶことにします。 例えば、jarファイルからJettyを起動する際には、 java -ja … 続きを読む 設定ファイル(config.xml)
CGIの利用
JettyはHTTPサーバとしても機能するので、CGIも使えるように設定できます。 (最近はTomcatにもCGIServletなるものがあるようですが。。。) これのやり方については、JettyのサイトのFAQにも載っ … 続きを読む CGIの利用
Jetty6を開発に使う
Jettyは起動が軽いから、Tomcatを使った、TomcatプラグインやWTPよりも快適になるかと思い、最新のJetty6を使って調査してみました。結論から書くと、Jetty向けの実行時設定が面倒だったので、「私だった … 続きを読む Jetty6を開発に使う
設定ファイルなしで起動する方法
Jettyを開発用サーバーとして起動する方法として、以前に2つの方法を紹介しました。1つ目は設定用のXMLファイルを用意して、Javaアプリケーションとして起動する方法です。2つ目は、Jetty5/6用のWTPプラグイン … 続きを読む 設定ファイルなしで起動する方法
Jettyの起動まとめ:最小構成の起動設定
Jettyはサーバ組み込みのアプリケーションとして利用しやすい設計になっていますが、起動のための設定がイマイチ分からないので、これから何回かかけてまとめていこうと思います。Jettyはいろいろな設定で起動することができる … 続きを読む Jettyの起動まとめ:最小構成の起動設定
Jettyの起動まとめ:JSPが使える起動設定
前回からの続きです。 Jettyの起動方法の2パターン(XML設定から起動と、Javaから起動)については、前回の記事「Jettyの起動まとめ:最小構成の起動設定」を参照してください。 今回は、前回では使えなかったJSP … 続きを読む Jettyの起動まとめ:JSPが使える起動設定
Jettyの起動まとめ:JNDIからDataSourceを取得
今回は、JettyでJNDIを使ってDataSourceを取得します。 Tomcatの場合は、JNDIを使用する場合にserver.xml(もしくはcontext.xml)に<resource>によってDat … 続きを読む Jettyの起動まとめ:JNDIからDataSourceを取得
Jettyでホットデプロイ
Jettyでもホットデプロイができるようなので調査。 結論から書くとクラスファイルの更新がすぐさま反映されるという意味ではなく、デプロイを検知してくれるだけっぽいです。Tomcatみたいにクラスファイルの更新を検知してく … 続きを読む Jettyでホットデプロイ
「Jettyサーバを使ってみる」への5件のフィードバック