週末勉強企画。(最近開発者から遠ざかった記事ばかり書いていたなぁ。)
嫌々管理職を担当する前に。
開発者としての道筋を示していますこの本いいですわ。
開発者としてあるべき姿の道しるべをしめしてくれます。年を取ったエンジニアが職を失わないための方法では決してないです。若い新入社員のような開発者こそ読むべき本だと思います。(たとえ将来プログラマーから別の役割を担うようになるとしても、重要なスキルになると思います)
私がこの本を読んで考えをあらためたのは、技術の習得において、業務で生すことを意識しすぎていたことです。
業務の中で学習することは非常に効率的ですが狭い範囲の技術しか習得できません。また即戦力的な知識が重要視されてしまいます。関係が無いと思われたスキルであっても学習して得た知識は無駄にはなりません。直接ではなくとも将来的にその知識はきっと役に立つのだと思います。「業務に関係なくともスキルアップしていけばいいんだ」と考えると気が楽になった気がします。
これからの私は次のようなことを実践していこうと思います。
- 業務への関連性を気にせずどんどん学習しよう
→仕事にどう生かせるかを気にしていたら、狭い知識しか得られない。自分が興味をもった技術を貪欲に学習するようにしたい。 - 朝の学習を実践してみよう
→実は何度もチャレンジしているが失敗している。朝早く起きて家で学習するだけではなく、早く出社して会社でとか、スターバックスでコーヒー飲んで本を読むなんて充実しているなあ - 社外での評価を求めて活動しよう
→日本におけるソフトウェア業界は、プログラマ→安くて若い人。マネージャー→高くて偉い人。という認識が多い。そんな中で自分が活躍していくためには、会社内における相対的評価だけではなく、社外における絶対的な評価を求めるようにしたい。 - 会社に頼らず、時間とお金を自分自身に投資して、継続的に学習しよう
→一般的に言われることだが自己投資しよう。業務と関連のない学習ができるのも自己投資。 - 英語を学習して、英語技術書を読むようにしよう
→英語が読めないのは、技術の習得にとって大きなハンデだ。日本語に訳されるのを待つよりも英語を読めたほうが有利。「書く」「話す」よりも「読む」「聞く」を優先して学習する。「話す」「書く」ができるようになるのは相当の時間が必要。iknowとESLを継続しよう! - コンピュータの原理原則を理解しよう
→高水準言語の世界だけではなく、コンパイラ、OSや、CPUについての知識も必要だと改めて思った。RuntimeErrorが発生してそこで終わる人と、そこからさらに調べられる人との違い
拙著を読んでくださり、ありがとうございます。
業務に関係がなくても、興味があることを勉強するというのは必要ですね。本でも述べましたが、長い開発経験の中では、興味があって学んだことが、必ずどこかで役立ちます。
http://www001.upp.so-net.ne.jp/yshibata/
お、おおっ!筆者の柴田さんからコメントが頂けるとは励みになります。
これからの仕事やプライベートでの学習の取組み方に大きく影響を受けました。
こうして一読者の感想にしてださることは、ものすごいモチベーションアップになります。これからも精進していきます。