Googleが、StarSuite8の無料提供を開始しました!
Microsoft Officeっぽいオフィス環境つまり、ワープロ(Word的)、表計算(Excel的)、プレゼンテーション(PorwerPoint的)、ドローツール(Visio的)、データベース(Access的)なソフトの集合です。これらが無料だっていうんだからすごい。
とりあえずインストールして使ってみましょう。
※2008/11/18追記:GoogleによるStarSuite8の無料提供は、2008年11月あたりから停止されているようです。
代わりに、StarSuiteのオープンソース版であるOpenOfficeを使用すると良いです。
OpenOffice.orgは、無料で入手できて、自由に利用できる統合オフィスソフトです。
ダウンロードするのはGoogleパックというパッケージです。
Googleオススメのソフトウェアを自由に選べる一括導入パックです。StarSuite8にチェックを入れてダウンロードすればOKです。他に欲しいものがあったら好きなものを選んでも構いません。無料です。
Microsoft Officeとの互換性
でも「ExcelとかWordは仕事でよく使う文書だけど互換性があるの?」
と思うことも多いです。確かにそれは気になる。
今までOpenOfficeを使っていた経験から言うとだいたいの互換性はあります。(この辺は厳しく評価)
多少崩れてもまあ読めればいい程度ならば問題ないですが、VBAで作られたマクロなどは互換性がありません。
仕事で送られてきたMS Office文書をStarSuiteで更新して送り返すとかはやめた方がよいでしょう。(多少崩れても構わなければOK)
でもMS Office文書と文書交換などせず、StarSuiteだけを使って、個人で文書を読み書きする程度ならばまったく問題ないでしょう。私は仕事以外ではむしろOpenOfficeを使っています。MS Officeは多機能&おせっかい機能が多すぎてオフにするのが面倒なくらいです。図入りのマニュアル書くときなんかは、Writerの方が使いやすいなあと思っていました。PDF出力もできるし。
StarSuite8とOpenOfficeの違い
「OpenOfficeも無料で提供されているし、StarSuiteとOpenOfficeて何が違うの?」
そこでその違いを調べてみました。
- フォント
- OpenOfficeをインストールすると2つのフォントが追加されました。
- OpenSymbol
- Bitstream Vera Sans
StarSuiteをインストールすると、こんなにたくさんのFontが追加されます!
- Albany
- Andale Sans
- Arial Narrow
- Broadway
- Cumberland
- Garamond
- HG ゴシックB Sun
- HG PゴシックB Sun
- HG 明朝L Sun
- HG P明朝L Sun
- HG創英プレゼンスEB
- HGP創英プレゼンスEB
- HGS創英プレゼンスEB
- Imprint MT Shadow
- Kidprint
- Palace Script MT
- Sheffield
- HG Mincho Light J
- Andale Sans UI
- StarSymbol
- Thorndale
- Bitstream Vera Sans
ちょっ、こんなにフォントがついてくるなんて。。。すごい。
クリーンなWindows環境にOpenOfficeだけをインストールしてもフォントが寂しいのですが、StarSuiteならフォントも充実しています。
※両方インストールして、Fontフォルダに追加されたファイルを比較して確認しました。 - テンプレート
- OpenOfficeのテンプレートはImpress用(パワポ的プレゼンツール)のものしかありません。
StarSuiteのテンプレートは豊富です。StarSuiteはこれだけのカテゴリがあります。
「業務用書類と契約書」のフォルダを見ると、その中にこれだけのテンプレートが含まれています。かなり増えています。
- クリップアート
- OpenOfficeのクリップアートはたったコレだけ。
StarSuiteのクリップアートは、こんなにたくさんあります。
左側に表示されるカテゴリの数がぜんぜん違います。 - Writer(ワープロ)のツールバー比較
- Writerのツールバーを2つのソフトで比較してみました。(上がStarSuite。下がOpenOfficeです)
まったく一緒に見えます。機能的には同じものということでしょうか。
まとめ
どうせインストールするなら、OpenOfficeよりもGoogleパックのStarSuiteの方がお得です。
特にフォントの充実っぷりはすごい。さすがに日本語フォントは少ないけど、Windowsの初期状態で大したフォントがない状態からすればフォントのためだけに入れてもいいのでは?
ただGoogleパックのStarSuiteはあらかじめダウンロードしてからインストールすることができません。オンラインでインストールしなければならないので、インターネットに接続した環境からでないとインストールできないのがちょっと不便です。
(回線が遅い環境ではインストールするのが大変)
ダウンロードとインストールは、こちらから。
※2008/11/18追記:GoogleによるStarSuite8の無料提供は、2008年11月あたりから停止されているようです。
代わりに、StarSuiteのオープンソース版であるOpenOfficeを使用すると良いです。
OpenOffice.orgは、無料で入手できて、自由に利用できる統合オフィスソフトです。
Writerのツールバーのアイコンがほとんど一緒なのにビックリしました。
兄弟みたいなもんなんでしょうか?
兄弟みたいなもんです。
StarOfficeという有償ソフトウェアを、Sunが買収してオープンソース化したものがOpenOfficeだそうです。で、OpenOfficeプロジェクトの成果を有償パッケージのStarOffice(日本ではStarSuite)として販売しています。なので(バージョンが同じであれば)機能的には同じものですね。
そんな有償ソフトウェアのStarSuiteを、天下のGoogleが無料で配り始めたもんだから、OpenOfficeの立場って。。。今では最新機能を追いかけられるのがOpenOfficeだと思います。
詳しく書いて下さって、大変参考になりました。
有り難うございました。