こちら、全8ep一気見しました。とても楽しかったです。
最初のサバイバル感は「明日生きてくのも厳しそうなのに、90日とか無理じゃない?」と思ってました。最初の資金がたったの$100で住む場所すらないから車中泊か、$50程度の安ホテルに泊まるか。街で一番安い宿でも$51だったからかなりキツイ。それなのにグレンは車中泊2日目で耐えきれずに、安ホテル住まいをしてしまう。よっぽど車中泊が耐えられないものだったのだろう。
犬用おもちゃの歩合制営業では、ちっとも売れず断念。一発逆転狙いの軍用タイヤを廃材捨て場から拾って転売の策は、なかなか見つからなかったのであまり良い策ではなかったような。
この頃に知り合った初期メンバーRJから、Tシャツプリントのアルバイトで$60稼げたのは大きかった。これで安定して働かせてもらえるならRJのところでしばらく生活費稼いでたらいいのにと思った。セントパトリックスデイで安く仕入れたグッズ販売したのはいいアイデアだった。
EP2では体調崩して病院へ。せっかくセントパトリックスデイで稼げたのに大半を失ってしまった。無理して稼いでも体を壊したら元も子もない。安定した生活というのは大事だと思う。アパートを借りるときに高い方を選んだのもそんな理由かもしれない。
ここから中古自動車転売を始める。$700で買って$3900で売れたのだからめちゃくちゃ美味しい。これやって資金ためつつ落ち着いて起業の準備したほうが良かったのではと思った。
起業家支援のところに通い始める。
起業のための協力者を募るために面接とかする。まだちょっと小金稼いだだけなのに、なんでこんな人のところに面接希望者がたくさん集まるのか疑問。
この中古車転売がなんでこんなに簡単にうまくいったのかいまいち疑問。きれいにしてからFor Saleの札つけて交差点に置いてるだけで売れてるようにみえる。逆に$700で売った人も、急いでるのは分かるんだけど$1200で売りたいものを$700で了承するくらいなら、交差点に置いとけば$3900で売れるんだから情弱すぎるw
この儲けでさらに別のもっと高い車を$1500で買って、おそらくタイヤを$1000ぐらいで買い替えて$7600で売る。これもボロ儲け。
クラフトビールを作って売ろうと考えるが、90日では法的な手続きが間に合わないから断念。
EP3ではいよいよ起業にむけて進む。
車を売って稼いだ金で中古住宅の頭金を払ってリフォームして転売。これは売れたからいいけど、売れなかったら大損の大博打。このビジネスがいまいちよくわからなかったのだけど、全額払って買ったわけでなく、頭金だけ払ってリフォームして転売してる感じ。そのときに$10,000の融資も受けれている。
成功させるために、インテリアデザイナーのドーンを酷使したり、思った以上にリフォーム費用もかかったし、90日以内に売れるとは限らないんだから運が良かったとしか思えない。やっぱり中古車転売のほうが良かった殿では。。でもここでドーンと知り合えたから、店舗の改修にも一役買ってくれた大事なメンバーの一人。
事業方針と創業メンバーがここで決まる。熱いメッセージだけで無給で一緒に働いてくれるんだからスゴイもんだ。
- RJは人脈を使ったBBQの料理人探し担当
- マットはビール担当
- ヒョロいほうのクリスはSNS担当
- ゴツいほうのクリスはBBQスモーカー担当
- アルマンドは内装担当
EP2で面接したなかでは、何人かは呼ばれておらず面接で落とされてる。
マットはビジネスマンとしても有能でいろんなことを先読みして準備してた。RJはBBQの料理人探しにSNS使って聞いてみたぐらいのことしかしてなくて、グレンはちょっとイラついてる。最初にバイトで使ってくれた恩人で、彼は$60のバイト代払って使ってくれたのに、こっちは無給で働かせて「RJはなにも切迫感がない」とか言っててスゴイなと思った。
アルマンドは後半見かけなくなった気がする。助っ人として来てたかもだけど。
EP4。住宅転売は、カビが見つかって予想外の出費。カビはやばいらしい。
BBQのフェスがあり、レストラン開店とBBQフェスの合せ技でブーストさせる計画に。
RJが見つけてきたピットマスター(BBQの調理人)の面接をする。
- BBQオタク的なカウボーイマイク
- BBQレストラン経営経験のあるクリスティーン
- おもしろ黒人の素人クリート
この3人が最後まで影響する重要人物だった。クリートは人柄だけで接客として採用することに。マイクはプロらしさはないが実力はありそう。クリスティーンはこの時点から言い訳がましいがレストラン経験があるのは評価されていた。クリスティーンとマイクに料理を試作してもらい判断することに。
ロゴやブランド名アンダードッグBBQと決まる。試食会ではたくさんのメニューを用意してきたクリスティーンをピットマスターに採用。味はマイクのほうが良かったらしいがやはり経験のあるクリスティーンに決定。ぶっちゃけこれは大失敗だった。
EP5。レストランの店舗はベストな立地の店舗を居抜きで借りる予定だったが、売り主の気が変わって契約破棄。これも意味不明だが違約金ものじゃなかろうか。
BBQフェスのためのアドバイザーがマイク ベナム。最初に何をすべきかアドバイスしてくれたが、後半はいなくなった気がする。この人がクリスティーンを支えてどれぐらいの準備をしたら良いかなどをアドバイスくれたもっとよかったのでは?
ヒョロいほうのクリスが全然出てこないなと思っていたら、受身の姿勢で指示待ちしてたせいでここでグレンに怒られる。まあ確かにロゴとかすでに決まったのに、「ロゴが決まったら教えてくれ」とか言ったのはまずかった。この人は最後までいたけどなんかちょっとチームに馴染めず浮いた存在だったように思える。
EP6。新しい店舗の候補を見つけたが改装には相当が費用がかかりそう。
BBQフェスのリハーサルをするも、クリスティーンのダメっぷりが爆発。クリスティーンが担当しているはずの設備が用意できてない。クリスティーンは「当日持ってくるから大丈夫。任せろ」と逆ギレするばかり。
BBQフェス前日。RJは興奮すると止まらない。意外と怖かった。BBQするはずのリブが冷凍で届いてしまうトラブルが。クリスティーンが発注した業者。。。
EP7。BBQフェス当日の朝。
助っ人できたRJの妹アシュリーが超有能。衛生的に水も出ない状態で準備しているが、保健所のチェックに引っかかると指摘。実際に保健所のチェックが入ったときに指摘されて検査不合格。
「レストラン経験のあるクリスティーンだからこそ、このあたりの準備は期待していた」とグレンは言っていた。またもクリスティーンの失敗かと思うが「やってくれると思っていた」って任せたままなのはちょっとかわいそうな気がする。クリスティーンは料理人でしかなかった。
BBQフェス開催で好評に売れるが、1日目は保健所のチェックに出遅れて売上は減った。
2日目は肉の準備が足りず在庫切れ。肉の在庫準備はクリスティーンの担当だが、2日目の見積もりが失敗したのはまあ仕方ないという認識。ところが3日目も在庫切れの大失態。クリスティーンに負荷がかかっていたのは分かるが、彼女は全部自分で背負ってそして失敗するのがまずかった。失敗して言い訳するぐらいなら先に他に権限委譲すべきだった。そしてグレンの方からも受け身ではなくそれをしてあげるべきだった。
グレンは今回の失態をきつく指摘してクリスティーンはブチ切れて職務放棄。ここでムードメーカーのクリートが和解に一役買ってくれた。グレンとクリスティーンは一応和解してこの場は収まった。
4日目は残念ながら悪天候で途中で中止。ジュニア審査員部門のベストリブ賞。ゲスト審査員部門のベストリブ賞も受賞という快挙。でもこのリブをメインで調理したのはクリスティーンではなくカウボーイマイク。。
EP8。BBQフェスは問題はあったが、ベストリブ賞も受賞したし無事終了。次はレストランの開店。その前にクリスティーンとグレンは話をする。
グレンはやはり何度も在庫切れを起こしたことはクリスティーンに責任があると考えており、素直に責任認めててくれさえすれば良かったのだと思う。失敗は許すが失敗は自分の責任でないと言い張るクリスティーンを許せなかったのだと思う。それを認めてくれればチャンスはまだ与えていたと思う。ただクリスティーンは自分の責任だと言われるのが我慢ならなかった。それは認めずに結局またキレてチームを去った。
アシュリーとカウボーイマイクは大きく評価を上げてチームに採用。アシュリーは厨房を取り仕切るリーダーシップを買われて厨房の責任者に。カウボーイマイクはBBQ担当のピットマスターに。
レストランのオープンも成功し、事業の評価は100万ドルに満たなかったものの十分な評価を得られた。
最後にグレンから報酬を支払い。
- スモーカーを作ってくれたゴツいほうのクリスは、2万ドル。約270万円。会社所有はせずにアンダードッグ基金の理事に。
- インテリアデザイナー担当のドーンは、2万5千ドル。約340万円。ドーンもアンダードッグ基金の理事に。
- SNS担当のヒョロいほうのクリスは、5千ドル。約68万円。
- ムードメーカークリートは金額不明。
- 辞めたクリスティーンには1万ドル。約135万円。
- 頼れるマットは今後のアンダードッグのビール担当で2万ドル。約270万円。さらに会社の10%所有。
- 初期メンバーのRJは、2万5千ドル。約340万円。さらに会社の10%所有。
個人的には、RJ自身の働きは結構粗が目立ったしマットよりも高評価なのかな?と思った。ただRJの人脈でアシュリーやカウボーイマイクが採用できているし、初期に働かせてくれた恩、セントパトリックスデイで一緒に売り歩いたことなど人情的なことも考えたら実力以上にRJは評価されていいと思う。
ドーンもグレンからの無茶ブリで結構キレそうになっていて、一歩違えばクリスティーンに近い感じはあったが、彼女はプロ意識も高かったので最後まで投げ出さなかった。そのあたりが評価されたのでRJと同じ金額の2万5千ドルなんだと思う。
クリスティーンはプロ意識低かったしイラつかされたけど、こうやって再現ドラマじゃなくてリアルで世界中に晒されるのはあまりに代償がデカすぎる気がする。きっとこれをみた多くの人がクリスティーンを非難すると思う。
全員90日ほどハイリスクなタダ働きさせられてたと考えると、億万長者からの報酬としてはビックリするほどの額でもないような。。。という冷めた感想を持ってしまった。