10/17にNDSとして第44回、JAWS-UG長岡として第2回に参加してきました!
前回のJAWS-UGはAWSのハンズオンという形で初心者向けだったのですが、今回はいろんな面でAWSを使ってきた人や、新機能を試してみたという色々な知見が集まった回だったと思います。ちょうどAWSのイベントre:inventの開催直後だったこともあって、新サービスを試してみたという話が充実しました。
自分の発表内容はこちら
re: invent 報告 @wokamoto
ラスベガスのAWSのイベントに参加してきたという報告です。e: inventで発表された新機能・サービスについては日本でも話題になりましたがそのおさらい的なセッションです。
wokamotoさん的には水g…じゃなくてAurora DBの東京リージョン対応か嬉しかったとのことです。
Docker + AWS @hayajo
はやじょさんのセッションは、s3にDockerコンテナイメージを置いてそこからイメージを取得してEC2上で動かすという内容でした。
dockerはまだあまり使いこなせてないのですが、仮想環境まるごとではなくプロセスの実行環境をイメージ化して動かすというもので、EC2でdockerコンテナ動かしてもEC2のインスタンスの課金が通常通り発生するので注意が必要です。
予め「時間がヤバイかも。dockerは知ってるよねって感じで進めます」って聞いてたのですが時間が概ねピッタリでした。そもそもdockerとはというセッションが前の発表者にあればよかったですね。
ScalaとSQSで作るジョブキューシステム @neko_gata_s
私自身はあまりジョブキュー使った事がないのですが、App Engine使ったときには必要に迫られて使ってました。App Engineではプラットフォームで提供されるメッセージキューがあってそれを使ってました。あとJavaEEにも標準でありました。JavaEEのは仕様上あるだけで、実装はJavaEEコンテナの実装次第という点もありますがAPI上は統一されてるのでエンプラ系はこういうの多いかと思います。
SQSはHTTP経由でジョブの出し入れをするので、つなげやすいですし、ロングポーリングで待ち受けることもできるようなのでワーカー側の処理も淡々と処理し続けられるように書けそうです。実行時間制限のあるlamdaからSQS経由で出し入れしてメッセージのやり取りをするのもできそうでした。
ElasticBeanstalkやCloudFormation周りの話 @yuukigoodman
beanstalkもCloudFormationも使ったことなかったので、こういうのもあるんだという感想です。AWSの他のサービス知らなくても使えるようにできてるけど、動いているのはEC2だったりRDSだったりするのでわかって使わないとダメだと聞きましたので、ちゃんと勉強してから使うようにします。
Cloudfront, API Gateway, Lambda の話 @sakapun
某画像配信サイトの話で大量のリクエストをCloudfrontで返している話と、API Gateway, Lambdaの話でした。
(申し訳ありません、競合なシティへv…は知ってた)
Cloudfrontの方はAWSの利用料金のうち大部分がCloudfrontの転送量とのことで、いろんな事情やノウハウについては知らないのですが、国内の転送量が安いorかからないようなサービスで同じような事は実現できないのかなとちょっと思いました。
API Gateway, Lambdaについては、RESTでJSON返すようなサービスを楽に作れるのだけど、Web UIでポチポチやらずにどこまでできるのかなと思いました。API Gatewayは初めて画面見たのですがあんな感じで作れるのは最初は楽でいいですね。
以前にhayajoさんと話して、「LambdaとかレンタルサーバーにPHPとかCGIをFTPアップロードして動かす世界と同じかも」って話をしてなるほどーって思ったのですが、課金の面から考えるとEC2動きっぱなしと違って、動いた分だけ課金なので真のクラウドと言える面は違うんだなと、この時知りました。
Lambdaネタでなにか @npoi
LamdaでSphinxを動かしてs3にドキュメント置くという話でした
。聞いた瞬間、Readthedocsみたいなのじゃダメなの?って思って質問したのですが、Sphinxを使うこと自体が選択の一つなので仕組みを作ってみるのが目的とのことでした。
初めて知ったのですがLambdaといえどもLinuxが動いているので、実行ファイルをzipにいれて送れば動かすこともできるとのことでした。知らなかった!
静的にリンクされた実行ファイルなら動かせるのでGoならいけそうという話になりました。Javaも対応してるのでScalaもいけそうでした。
本気なあなたに送るAWSことはじめ @seijiakatsuka
JAWS-UG東北からゲスト参加して頂いた赤塚さんのセッションです。技術的な内容ばかりのなかこういうしっかりとした運営に向けてのサポートの話は大事だと思いました。
月数万円でAWSについて詳しく知ってるバイトを雇ってると思えば安いという話を聞いてなるほどと思いました。
Trusted Advisorというのも初めて知りましたので勉強になりました。
Amazon SESのメール受信対応でサーバー減らせた話 @civic
私の発表で、以前に話したみまもりケータイの通知をプッシュ通知するという内容の続編です。自前メールサーバー立ててたのをやめて、最近開始されたamazon SESのメール受信→lambda→SNSという流れにしたというセッションです。実際には間にS3はさんでメール本文の保存もしてます。
SES→Lambda→SNSの流れは美しいフローだと思ってて色々と応用できそうで夢が広がります。
ちなみに今回の使い方ですと、SES、Lamda、SNSともに期限のない無料枠があるので課金されるのはS3のみです。保存されるデータなんてテキストでごく僅かなので月に$0.1もかからないくらいです。サーバー停止できたのでこれだけの課金であればサイコーです。
ところで私は「クパァ」の意味をピンチアウト操作の意味で使ったつもりなのですがw、一般的にはクパァの意味はそういう意味の方が多数派なのでしょうか?個人的には半々くらいな意味合いですが、「今回はそういう流れなの?」って反応すぎて困惑した次第です。
Scalaに対する誤解を解く @neko_gata_s
飛び入りLTなセッションで、Scala使っていこうよという内容でした。
個人的にも難しいだけでなく、ベターJava的な使い方もあるよって思ってるので、積極的に使っていきたいです。
NDS Niigataの紹介
これも飛び入り告知的なNDSの新潟版の紹介でした。
まとめ
AWSネタでたくさん集まって色々な話を聞けてとてもよかったです。懇親会はピザが少し余ってしまいましたが、人数の多さで係数調整しないとダメな感じなの痛感しましたね。学生かデニスが少なかったからかな。