電子書籍が一般的になってきました。私も重い本を持って歩くのを避けて、できるだけ電子書籍で持ち歩きたくなりました。文庫サイズの小説はもちろん、ハードカバーの重い技術書なんかも一つの端末で読めるのはとても便利です。電子書籍を読むためのデバイスは、まさにいま群雄割拠の時代です。タブレットよりも未発達の分野で今後なにが支持されるのか楽しみですね。
そんななか、話題の電子書籍リーダー(電子書籍を読むためのデバイス)を挙げてみました。
Kindle
Kindle, Wi-Fi, 6″ E Ink Display
一番有名なのはKindleでしょう。まだAmazon日本では発売してません(2012/03/18現在)が、Amazon.comから国際版を日本から簡単に買うことができます。(普通に買おうとすると、国際版へ誘導される)
e-inkでバッテリーは1ヶ月ぐらい使えます。解像度800×600の6インチです。タッチパネルなKindle Touchが一般受けするとおもいますが、私はKindle4を推したいです。わずか169gで軽々と読み進められるのは、タブレットにはない魅力です。解像度が800×600なのが英字なら十分な解像度ですが日本語の漢字には不足気味です。
Sony Readerと比較して安い点やKindle Storeが使える点が利点です。日本でも発売されるらしいので日本語書籍がメインの人は、日本語版が発売されてから検討したほうがよいかと思います。ソフトウェア的にローカライズされているとか日本語フォントに対応ぐあいが違う可能性が予想されます。
iPad
新しいiPad
電子書籍リーダーではありませんが、もちろん電子書籍を読む端末としても使えます。新しいiPadは2048×1536で超高解像度!細かい文字もツブれずに表示可能です。iPadは出版社のリーダー端末でないため、ソフトとして様々な電子書籍リーダーソフトを使うことができます。たとえばKindleを入れることでKindle Storeの書籍も読むことができます。ePubを読むにはiBooksがありますし、スキャンPDFにはGood Readerなど自由に選択できる点が大きな強みです。
液晶ディスプレイなので、バッテリーの持ちは10時間程度です。(10時間は長いと思うかもしれませんが、e-inkのバッテリーは数週間とか持ちますw)大容量バッテリーのために重量は652gです。片手で持って読み続けるには若干アンバランスになります。電子書籍リーダー専用機ではないため、本体価格は高めです。ただタブレット端末としてスペックと価格を考えると、コストパフォーマンスは断然高いです。
Sony Reader
KindleみたいなやつのSony版。店頭でさわれるのでKindleがわりにe-ink端末を体験できますw 800×600で160gとKindleみたいな国産端末ですが、いかんせん高いです(19000円ぐらい)。これで解像度がもっと高ければアリだと思うのですが、Kindleよりも高くて、スペック同等だと買う気があまりしません…。Kindleが日本発売されたら勝ち目はない気がします。
Story HD
iriver Story HD Digital EBook Reader
日本では耳慣れない端末で、私もあまり知らなかったのですが、これはなかなか良いです。
e-inkディスプレイで1024×768の解像度(e-inkの解像度としては高解像度!)で、Kindle touch並の重量207gです。日本語のスキャン書籍もこの解像度ならいけそうです。iPad2と同じ解像度といえばイメージしやすいでしょうか。バッテリーは公称6週間持ちます。ハードウェアキーボードがウザい気もしますが、物理キーがまったくなくなってタッチオンリーになるも困ります。
次世代機がでるとかどうとかの噂で、Stroy HDはAmazon.comから国際輸送しても輸送料込みで$80台以下で購入できそうです(2012/03/18現在)。これはお得!てゆうか安すぎなんで、思わず買っちゃいました!届いたらレビューします。
まとめ
液晶でもよくて、超高解像度が目的であれば新しいiPadはお値段以上の価値があると思います。e-ink系ではマニアックですがStory HDが優秀だと思います。この先e-ink系の高解像度端末もどんどん出てくるのではないでしょうか?
他にもAndroidタブレット系端末がたくさん出ていますが、あまり違いはないように見えます。Androidタブレットの場合は、ほぼ液晶なのでバッテリーの持ちが数時間なのがほとんどで、どうせ液晶ならばiPadの方が超高解像度で良いですよね。lenovo A1みたいに安さが売りならば魅力的なんですが。
そのうち、iPadのような超高解像度で、iPadよりも安いAndroidタブレットがでてくるじゃないでしょうか?