この数日、Adobe AIRについて勉強しています。まだ情報が少ないのでなかなか思うように進まないのですが、Webアプリばかり作っていた自分からすると、Webアプリ感覚でまったく違うことができたりするので面白いです。
AIRアプリの作成方法としては、大きくわけて2種類ある。(参考:アドビ – Adobe AIRデベロッパーセンター)
ひとつは、HTML + Javascriptを使う「HTML/Ajax開発」。これは通常のWebアプリのクライアント部分で、Ajaxバリバリで作っていたような開発方法であれば、ほとんど同じ作り方ができる。それに加えて、ローカルファイルIO、データベース、D&Dなどのブラウザからのアプリでは実現できないことが可能になっている。
もうひとつは、Flash、もしくはFlexによる「Flash開発」。Flashは音声と映像、グラフィックスに長け、ActionScriptというJavascriptチックな言語でコードを書く。FlexはコンポーネントをつかったGUIアプリ向けで、MXMLというxmlによる画面デザインが可能。コードはこちらもActionScriptを使用する。
「HTML/Ajax開発」と「Flash開発」は、まったく違う作り方・出来上がりであり、なんでどっちも同じAIRにするんだろう?と疑問に思うほど。作成したアプリのインストールやや実行は同じように使えるので、どっちで作られたかは判別しにくくなると思うけど、一般的なユーザにとってはどっちでもいいでしょう。
使い分けとしては、Webアプリをデスクトップで動くように、もしくはお手軽に作りたい→「HTML/Ajax開発」
インタラクティブなデスクトップアプリ、GUIコンポーネント使いたい→「Flash開発」
という感じでしょうか。ゲーム的なものはFlashが得意なので、「Flash開発」になるでしょう。純粋なFlashではなくAIRにするメリットとしては?Flashについてよく知らないのですが、インストールできる、ローカルファイルIOなんかが便利なのかと。(このへんちょっとよくわかっていない)
とりあえず私がとっつきやすいのは、当然「HTML/Ajax開発」なので、ここから試してみようと思います。HTML+Javascriptなのに、透明ウィンドウとか作ったりできるのはとても面白いです。
参考にしたサイト
HTML および Ajax での Adobe AIR 1.1 アプリケーションの開発
公式日本語ドキュメント
Adobe AIRメモ
チュートリアルがシンプルでわかりやすい。サンプルプログラムも多数。
【ハウツー】ゼロからはじめるAdobe AIR – TodoMemoを作ってみよう (1) Adobe AIRの概要.1 | パソコン | マイコミジャーナル
HTML/Ajaxタイプ開発の簡単なチュートリアル。簡単なのでオススメ。
フリーのEclipse用AIRプラグイン「AIR GEAR 1.0.0」リリース、WYSIWYGでAIR開発OK!:CodeZine
EclipseプラグインによるAIR開発環境。HTML/Ajax、Flexの両方で開発可能。(aptanaというのも有名だが、Flex開発できる点はAIRGEARの方が優れている。HTML/Ajax開発に関しては、aptanaの方が高機能)
情報は、探せばたくさんあるのですが、ベータ版のころから話題にはなっていて、それらの情報も検索ではヒットするので、検索結果から欲しい情報が得られにくい気がします。apolloと呼ばれていたベータ版のころの技術情報だと記述内容が結構違ったりするので、うまく動かなかったりします。現時点では本などの質の高い情報から勉強したほうが効率がよいかもしれません。