「フィッシュ」読みました。アメリカのビジネス書には、こういうストーリー仕立てのビジネス書が結構あるんですよね。
仕事をする元気が出て来ます。愚痴って
いた事を改善する気が生まれます。読んだ感想としては、なんか翻訳だからかも知れませんが、日本語的に「?」と思うところがいくつか気になりました。でも本を読むのが遅い私でも数時間で読めてしまう軽い読み物です。
この本の中でも書いてある、「態度を選ぶ」という事に共感しました。嫌々会社に出社してこんな仕事やだなーと思ってどんより仕事するのも、なんとか仕事を楽しめないか?と考えて仕事をすのも、自由だー!じゃなくてそれを選択しているのは本人なわけです。
本の中で、パイク・プレイス魚市場の店員ロニーはこう言います。
仕事そのものは選べなくても、どんなふうに仕事をするかは自分で選べる
今でこそ、日本での転職は一般的になってきましたが、欧米に比べ日本では転職するということは、不利な面も多いと思います。「仕事は自由に選べる」と思えても、実際にはそれに伴う問題がたくさんあります。仕事は選べないと考えたほうが現実的だという考えです。日本での環境にマッチしている考え方だと思いました。
サクセスストーリー的な話の流れは、翻訳文なこともあって、正直ちょっと「うーん。。」と引く感もあったのですが、(アメリカドラマ風。ディランを想像。TVショッピング的)。想像力を働かせて日本版で考えてみると、結構しっくり納得できる内容だと思いますよ。
「仕事そのものは選べなくても、どんなふうに仕事をするかは自分で選べる」
私も実践していこうと思います。
読んだ後は、「ふーん」なるほどねと思っていただけだったのですが、私生活になんとなくフィッシュの考え方が影響されるようになりました。“受身的で我慢している被害者”と思っていたことが、“それを選択しているのは自分なんだ”と思うようになりました。面白い。ジワジワ効いてきますね、この本は。