ITmediaで掲載されていた、SimpleAPI製作者伊藤さんの記事です。
モチベーションの維持について、共感しました。
ITmedia Biz.ID:「1人で作るなら、一気にやるのが重要」SimpleAPI・伊藤まさおさん
今の実力でできる簡単なものを作ってもしょうがない、自分の能力よりほんのちょっと上のことを目指せば、やりとげたときに達成感があり、その方が仕事としても面白い。
自分の能力の範囲をあえて超えたことを、素早くチャレンジするのがベストなんですね。
簡単なものは、誰にとっても簡単なわけで、それはみんなが欲するものでもないわけです。
「モチベーションに関して重要なのは、まず『モチベーションは長く続かない』と意識することではないでしょうか。『あ、作りたいな』と思っても、しばらく経ったら人は飽きてしまう」
共感しました。「作ろう」と考えてもすぐに作らなければ、モチベーションはすぐ低下してしまいます。。。
それにしても、3日間ひきこもって作り上げるっていうのは、ちょっとやりすぎな気も。
企画書がわりにとりあえずサイト作りました、というサイトがいわゆるWeb2.0っぽいのではないでしょうか。
プロトタイプの作成こそが企画書に相当します。具体的に動くアウトプットを出してこそ、もっと突っ込んだ検討ができるという考えです。
中島聡さんのブログでも、プロトタイプの重要性について語っています。
Life is beautiful: プロトタイプ作りの効用
Life is beautiful: プロトタイプを重視するカルチャー
「なにか作ろうとしているとき『ここらへんが面倒そうで引っかかりそうだ……』と思うものを解決するサービスを作ります。僕が思っているならきっと他人も同じことでつまづいているはずで、SimpleAPIシリーズはそういう人に役立つサービスになるといいな、と思っています」
「僕が思っているならきっと他人も同じことでつまづいているはず」
うーん。なるほど。
自分がつまづいたところで手抜きしてしまうと、他の人にとってもイマイチなものになってしまう。
自分がつまづいたところこそ、他人にとってのニーズなんですねえ。
そして思いついたアイデアは人にぶつけるようにしている。「何かいいな、と思うことがあれば、とりあえずメッセンジャーなどで人に伝えます。そこから会話が始まってアイデアが出てくることが多いのです。だからメッセンジャーの履歴をよく検索します」
完全に一人で作るだけではないんですね。
今までの流れからは、あまり人を当てにせずに、自分だけで成り立っているように感じていたのですが、そうではないようです。
同レベルの技術者との会話は、自分の成長に大きく貢献すると思います。